Michael Jacksonおすすめバラード①She's Out of My Life

Michael Jackson - She's Out of My Life (Official Video)

1979年発表のアルバム『オフ・ザ・ウォール』からシングルカットされたバラード曲。

『オフ・ザ・ウォール』はクインシージョーンズがプロデュースしたアルバムで、初めてマイケルの自作曲やアイデアを取り入れて作られており、このアルバムが真の意味でマイケルのファーストアルバムだという人もいるそうです。

このアルバムで唯一のバラード曲であるShe's Out of My Lifeですが、この曲のような大人っぽい恋愛感情を表現した曲はマイケルにとっても初挑戦だったようです。

曲の終盤消え入りそうなマイケルの歌声がほんとうに切ないですよね。
この部分の収録は本当にマイケルが泣き出してしまったのでそのまま録音した、と後にクインシーが語ったとのことです。

Michael Jacksonおすすめバラード②Human Nature

Michael Jackson-Human Nature-Lyrics

たくさんのアーティストにカバーされている名曲なのでマイケルをあまり聴かない人でも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
作曲はTOTOのスティーヴ・ポーカロ、演奏にはスティーヴ・ルカサらTOTOの他のメンバーも参加しています。

とても美しいメロディと優しいマイケルの歌声につい口ずさんでしまう曲ですが、さみしい孤独な男の子の心情がつづられています。

かつてマイケルはこう語ったといいます、「自分は有名だが、夜ふと寂しくなって街にでて誰かと話したくなる」
主人公が「小さな部屋から出してよ」と歌っています。「夜のネオンの中にふらっと出かけて行きたい」というのはまさにスーパースターとなって自由に出かけられなかったマイケルのことのようですね。

Michael Jacksonおすすめバラード③I Just Can't Stop Loving You

Michael Jackson - I Just Can't Stop Loving You (Feat. Siedah Garrett)

1987年に全米1位、R&Bチャート1位を獲得した、後のザ・ブラン・ニュー・ヘヴィーズのボーカルとしても有名なサイーダ・ギャレットとのデュエット曲。
マイケルとサイーダどちらが歌ってる?と思う箇所が何か所かあるとおもうのは私だけでしょうか?
絶妙な2人の声のバランスがとても耳に心地いい大人なラブソングです。

バーブラ・ストライサンド、ホイットニー・ヒューストン、アレサ・フランクリンからオファーを断られた後にサイーダを紹介されてこの楽曲が出来上がったという話がありますが、もしもバーバラやホイットニー、アレサが歌っていたら全く別の曲に仕上がっていたでしょうね。それはそれでもう叶わないとは知っていても聞いてみたかったなあと思うのは筆者だけではないはずです。

Michael Jacksonおすすめバラード④Will You Be There

Michael Jackson - Dangerous - Will You Be There

孤児の少年とシャチの友情を描いた映画「フリー・ウィリー」の主題歌にもなった曲で、1994年のMTVムービー・アワード「最優秀映画音楽賞」を受賞。

映画で使われたのはショートバージョンですが、アルバム『デンジャラス』に収録されている7分以上あるフルバージョンを是非お聴きいただきたい!
前奏はベートーヴェンの交響曲第9番の第4楽章合唱部からはじまり聖歌隊のコーラスが響き、そしてピアノのイントロ、コーラスが海のさざ波のように広がり、マイケルが語り掛けるように歌い始めます。(何度聴いても鳥肌が立ちます!)
楽曲全体を通して壮大な雰囲気を作り出している聖歌隊はグラミー賞を7回も獲得した、コンテンポラリーゴスペルの先駆者アンドレ・クラウチ率いる「アンドレ・クラウチ・シンガーズ」。

マイケル自信のことを歌っているようにも聞こえるし、人を超えた何か神様とか生命あるもの全てのことのようにも聞こえます。どちらにしても切実な思いを強く感じる楽曲ですね。

Michael Jacksonおすすめバラード⑤Man in the Mirror

Michael Jackson - Man In The Mirror (Official Video)

1987年リリースのアルバム『Bad』からシングルカットされたこのMan In The Mirror
I Just Can't Stop Loving Youでデュエットしたサイーダ・ギャレットが作曲者です。

直訳すると「鏡の中の男」つまり「鏡に映る自分」ですが、歌詞の中に何度も「change!」という言葉が出てくるように「自分から変わらなくちゃ!はじめよう!」というメッセージが浮かんできます。
たくさんのアーティストの方にカバーされている名曲でありながら、この曲の解釈はとても難しいらしく和訳はもちろんネイティブでも歌詞の意味を断言できないらしいのです。それもこの曲の魅力のひとつなのかもしれません。

ちなみにコーラス部分を歌っている聖歌隊は先に紹介したWill you be thereの「アンドレ・クラウチ・シンガーズ」です。迫力あるコーラスがやはり楽曲を盛り上げていますね!

Michael Jacksonおすすめバラード⑥Heal The World

Michael Jackson - Heal The World (Official Video)

「We are the world」と並んで、歌詞は人生や世界の問題をテーマにした楽曲。
最近では中学校の英語の教科書にも載っているらしく(ちなみに筆者が中学生の時に載っていたのはWe are the worlでしたよ)マイケルを普段聴かないという若い世代でも知ってる!という一曲です。

1993年1月に行われたスーパーボウルのハーフタイム・ショーでこの曲を歌っていますが、これがすごい!
数千人の子供たちと一緒にパフォーマンスを行い、途中、マイケルのコンサートだったかしら?と錯覚するほど。
スーパーボウルの会場が一体化したような大合唱のコーラスは圧巻です。

「世界を癒そう、自分のために、あなたのために、みんなのために」
世界中の人がこの曲のように幸せに暮らせたらいいですね。

「HEAL THE WORLD」 Michael Jackson 和訳付き LIVE with Lyric

永遠のマイケルジャクソン!

マイケル・ジャクソンおすすめバラードいかがでしたでしょうか?
正直いってマイケル・ジャクソンの楽曲を筆者ごときが紹介ということ自体おこがましいのですが、お気に入りの曲はを見つけてもらえたら幸いです!
耳にしたことがあっても歌詞やその背景まで踏み込んで聴いたことなかった、という方はこの機会にぜひともマイケルの世界へ足を(耳を!)踏み入れてみてはいかがでしょうか。

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