90年代おすすめ洋楽①「One Sweet Day」Mariah Carey, Boyz II Men

Mariah Carey, Boyz II Men - One Sweet Day

このメッセージ性の強いバラード曲は、アメリカの歌手”Mariah Carey(マライア・キャリー)”とアメリカのR&Bボーカルグループ”Boyz II Men(ボーイズIIメン)”によって制作された「One Sweet Day(ワン スイート デイ)」です。

この曲はビルボードのシングルチャートランキングで16週連続1位を記録し、未だにその記録は破られていません。
また、90年代の10年間で最もヒットした曲でもあります。

90年代のマライア・キャリーは、そのホイッスルボイスを武器にハイパーブレイクしていましたね。

歌詞は分かりやすく、「亡くなった大切な人を思う歌」という解釈が一般的だと思います。
大切な人との当たり前に流れる日常が、いかに素晴らしく貴重なものであるか、再確認させてくれる歌です。

90年代おすすめ洋楽②「Smells Like Teen Spirit」Nirvana

Nirvana - Smells Like Teen Spirit

こちらはグランジの代名詞、アメリカのロックバンド”Nirvana(ニルヴァーナ)”の代表曲「Smells Like Teen Spirit(スメルズ ライク ティーン スピリット)」です。
若者たちのアンセムと言われるこの曲でニルヴァーナは、全米中に”グランジ”という新ジャンルとバンド名を轟かせました。

また、グランジとは”薄汚い”という意味の形容詞”grungy”から来ており、カート・コバーン(ボーカル)の着古されたシャツや薄汚れたスニーカー、ボロボロのジーンズといった服装は、新しいファッションとして流行しました。

ニルヴァーナの曲は難解なものが多く、この曲も(良い意味で)とっ散らかった、ふとニヒルで攻撃的、でも脆く純朴な、何とも言葉にしがたいモヤモヤを歌詞に感じます。

だからこそ若者の支持を得たのでしょう。中毒性の高い一曲です。

90年代おすすめ洋楽③「Wannabe」Spice Girls

Spice Girls - Wannabe (Official Music Video)

MVが楽しいコチラは、イギリスのガールズポップグループ”Spice Girls(スパイス ガールズ)”のデビューシングル「Wannabe(ワナビー)」です。

女性の恋と友情を唄ったこの曲は、37か国のシングルチャートで首位を獲得し、ガールパワーを象徴する一曲となりました。
今やスパイスガールズは史上最も成功を収めた女性グループです。

どんな曲かというと、「Yo!私が本当に望むことを教えてあげる。私の恋人になりたいのなら、私の過去は忘れて!時間を無駄にしないで!私の友達と仲良くして!ちゃんとあなたを捧げてくれなきゃダメ!」といった感じです。

また、5人組スパイスガールズの1人”ヴィクトリア・ベッカム”は、日本でも人気なサッカー選手”デビッド・ベッカム”の奥様ですね。

90年代おすすめ洋楽④「One」U2

U2 - One

ニルヴァーナの「Smells Like Teen Spirit」に次ぎ、90年代の名曲として知られる「One(ワン)」は、アイルランドのロックバンド”U2(ユートゥー)”の曲です。

U2といえば、グループ史上最も多い22回のグラミー賞を獲得しているバンドで、ライブ動員数が多いことでも有名です。

どんな曲かというと、「同じ人間だからといって、中身や趣味まで同じってわけじゃない。それぞれが違う人間だからこそ支え補い合っていかなきゃ。お互いが個性を持った人間なのだから、お互いに折り合いをつけて上手くやっていかなきゃ。」といった感じです。

個人的に学校で学ぶべきことは、同類の仲間と足並みを揃えることではなく、苦手な人ともお互いの個性を認め合い、上手くやっていく方法だと思います。

”団結”の本当の意味を教えてくれるナンバーです。

90年代おすすめ洋楽⑤「Candle In The Wind」Elton John

Elton John - Candle In The Wind video

邦題は「風の中の日のように(孤独な歌手、ノーマ・ジーン)」。
”ノーマ・ジーン”は、アメリカの女優”マリリン・モンロー”の本名です。

1973年にマリリン・モンローに捧げる歌として世に出た「Candle In The Wind(キャンドル イン ザ ウインド)」は、イギリスのシンガーソングライター”Elton John(エルトン・ジョン)”の歌です。

なぜ70年代の曲がこの記事で紹介されているのかというと、1997年にリメイク版がリリースされ、CDの生産が追いつかないほどの大ヒットを記録したからです。

その1997年版というのが、同年に交通事故で亡くなった”ダイアナ元英皇太子妃”へ捧げる歌としてリメイクされたものです。
ダイアナ元妃は80~90年代に渡り、その美貌と高いファッションセンス、慈悲深い人柄で人々を熱狂させたお方ですから、ヒットも納得です。

90年代おすすめ洋楽⑥「Believe」Cher

Cher - Believe (Offical Music Video) HD-Quality

この爽やかなディスコナンバーは、アメリカの歌手で女優の”Cher(シェール)”が唄う「Believe(ビリーブ)」です。

98~99年にかけてリリースされ、世界で1000万枚以上の売上げを記録した大ヒットナンバーとなりました。

どんな曲かというと、「失恋なんて、すぐ立ち直って見せるわ。私は一人でやっていけるけど、あなたは無理そうよね。あなたに私は勿体なかったってことよ。」という感じの潔い歌です。

またシェールさんといえば、奇抜ファッションの先駆けですね!
派手で際どい独特なファッションは、何かパーティーや式に出席するたびに世間を騒がせました。
その高い露出度と大胆さは、現在のアーティストやお騒がせセレブ達に受け継がれていると思います。

新たな風が吹き抜けた90年代!

短い期間でありましたが、当時にも現在にも強烈な爪痕を残し去っていったニルヴァーナのボーカル”カート・コバーン”は、音楽界にとって大きな存在ですね。

様々なジャンルにおいて今までの流行がガラッと変わった、そんな革新のあった10年間だと思いました。

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