どんでん返しがすごい!洋画①「シックス・センス」

「シックス・センス」予告編

どんでん返しといえば、これは外せません!
「シックス・センス」(英題:“The Sixth Sense”) 1999年
監督&脚本:M・ナイト・シャマラン
出演者:ブルース・ウィリス、ハーレイ・ジョエル・オスメント

心に傷を負った精神科医と幽霊が見えてしまう少年との交流を描いた本作品。
名作中の名作です。
これをまだ見たことがない人は、ぜひ見てほしいです。

幽霊が出てくるので一見ホラーですが、ただのホラーではないのです。
精神科医と少年が交流によって互いに心癒されていくハートフルストーリー展開なのかと思いきや、のラストに脱帽です。

ちなみに実際に霊感がある方が言うには、幽霊の描き方が本当にリアルに演出されているそうですよ。
もし霊感があったらこんな風に幽霊が見えるんだなあとそんなところも楽しめるかもしれません。

さらに主演のハーレイ・ジョエル・オスメントくんが可愛いのも見どころのひとつです。
演技力にも注目ですね。

「シックス・センス」あらすじ

マルコム・クロウは小児精神科医として、たくさんの子どもを救ってきました。
しかしある日、ビンセントという昔の患者が家を訪ねて来ます。
彼は自分を救ってくれなかったと訴え、辛くもマルコムを銃で打ち、自らもその銃で自殺をしてしまうのでした。

ビンセントを救うことができなかったと自分を責めるマルコムですが、その事件を境に何故か妻ともうまくいかなくなってしまいます。
苦悩し、悲しみに暮れる日々。

ビンセントの事件から1年後、マルコムは複雑な症状を持つ少年コール・シアーと出会います。
コールをビンセントと重ねたマルコムは、彼を救うことで自身の傷をも癒すことができると考え、治療に取り掛かることに。
次第に心を許していくコール・・・彼は、幽霊が見える能力「シックス・センス」を持っており、ひとり悩んでいたのでした。

マルコムはコールの傷を癒し、救うことができるのか?
その先に待ち受ける真実とは?

どんでん返しがすごい!洋画②「セブン」

映画「セブン」日本版劇場予告


「セブン」(英題:“SEVEN”) 1995年
監督:デヴィッド・フィンチャー
出演者:ブラッド・ピット、モーガン・フリーマン、ケヴィン・スペイシー

退職まであと一週間のベテラン刑事ウィリアム・サマセットと情熱的な新人刑事ミルズを、モーガン・フリーマンとブラッド・ピットが熱演。
キリスト教の「七つの大罪」をモチーフにした猟奇的な連続殺人事件に挑みます。
監督はデヴィッド・フィンチャー。
作品は4種連続で全米興行成績1位に輝いた大ヒット映画です。

効果的な雨の描写や独特のダークな雰囲気が、観客に心休まる隙を与えません。
最初は相容れないふたりの刑事が、次第に心を解いていく描写もさながら、彼らの性格を対照的に表現している演出にも注目です。
ラストはまさに衝撃の一言。

極上のサスペンスをどうぞ。

「セブン」あらすじ

退職を1週間後に控えたベテラン刑事サマセットと、志願して殺人課に配属となった新人熱血刑事ミルズ。
ふたりはある猟奇殺人事件を捜査することになります。
ひとつめ、ふたつめと事件が続く中、ふたりは事件がキリスト教の「七つの大罪」に基づいていることに気づきます。

すなわち、
「暴食」「強欲」「怠惰」「肉欲」「傲慢」「嫉妬」「憤怒」

犯人の目的、犯行の理由は何なのか?

二人は犯人を捕まええることができるのか?

物語は衝撃のラストへとあなたを導きます。

作り込まれた物語導入部にも注目ですよ!

どんでん返しがすごい!洋画③「ハイドアンドシーク」

ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ 予告編 -Hide And Seek-

「ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ」(英題:“Hide and Seek”) 2004年
監督:ジョン・ポルソン
出演者:ロバート・デ・ニーロ、ダコタ・ファニング

3つ目にご紹介するのはこちら。
邦題からして完全にホラー感満載ですね。

ロバート・デ・ニーロとダコタ・ファニングの共演です。

実はこの映画、エンディングがふたパターンあります。
DVDには違うパターンのエンディングも収録されています。

が、衝撃の事実は変わりませんのでご安心ください。

作中登場する、娘エミリーの描く絵などの小道具にも注目です。

余談ですが、幼き日のダコタ・ファニングちゃんが可愛いです。

「ハイドアンドシーク」あらすじ

親子3人で幸せに暮らしている物語導入部。
幸せそうな描写なのですがどこか不安感を感じます。
そんなある日、突然母親が自殺し、ダコタ・ファニング演じる娘エミリーはそれを目撃してしまいました。

ショックで心を閉ざしてしまったエミリーを連れて、ロバート・デ・ニーロ演じる父は郊外に引っ越します。

しかし父親の思いとは裏腹に、娘は次第に見えないともだち“チャーリー”と遊び始め、
様子はどんどんおかしくなっていくのでした・・・。

どんでん返しがすごい!洋画④「アザーズ」

🎥 THE OTHERS (2001) | 予告 trailer

「アザーズ」(英題:“The Others”) 2001年
監督:アレハンドロ・アメナバル
出演者:ニコール・キッドマン、フィオヌラ・フラナガン、クリストファー・エクルストン

アメリカ・スペイン・フランス合作のこちらの映画。
製作にはトム・クルーズも参加しています。
あまり語るとネタバレになってしまうのですが、ホラーというよりは哀しく切ない物語です。

みどころは何といってもニコール・キッドマン演じる母親グレースの美しさ。
光アレルギーの2人の子供たちを守るためにカーテンはいつも閉めきり、薄暗い屋敷で一人、見えない「アザーズ(他人)」の気配と孤独に戦います。

屋敷に隠された秘密とは?
突然現れた使用人たちの正体とは?

グレースは子供たちを守り切れるのか?

ラストの展開に息を呑むこと必至です。

「アザーズ」あらすじ

舞台は1945年、イギリス。
ある古い洋館に、母親グレースと二人の愛する子供、アンとニコラスは3人で暮らしていました。
父親は戦争に行っており不在、3人は帰りを待っていました。
二人の子供は光アレルギーを患っており、屋敷中のカーテンはいつも閉め切られ、ランプの明かりで生活する日々。

そんな中、ある日3人の老婆が使用人として訪れます。
3人を使用人として受け入れたグレースでしたが、そんな折、しばしば不可解な現象が起こるようになります。
自分たち以外の声が聞こえたり、扉が突然開いたり、さらにはカーテンが開けられていたりするのです。

アンは我慢できなくなり、牧師を呼ぶため外に飛び出しますが・・・。

どんでん返しがすごい!洋画⑤「シャッターアイランド」

映画『シャッター・アイランド』 予告

「シャッターアイランド」(英題:“Shutter Island”) 2010年
監督:マーティン・スコセッシ
出演者:レオナルド・ディカプリオ、マーク・ラファロ、ベン・キングスレー

レオナルド・ディカプリオ主演の映画。
閉ざされた島(シャッターアイランド)で繰り広げられるミステリーです。

キャッチコピーは「全ての“謎”が解けるまで、この島を出ることはできない」

彼らは島を出ることができるのか?

「登場人物の目線や仕草にも注意しましょう」
見終わった後、もう一度見たくなるに違いありません!

「シャッターアイランド」あらすじ

ボストンハーバーの孤島にあるアッシュクリフ精神病院で、一人の女性が行方不明になりました。
それは精神異常犯罪者たちが強制収容されている特殊な病院でした。
テディ・ダニエルズ(レオナルド・ディカプリオ)とチャック・オール(マーク・ラファロ)ら保安官は、その事件の捜査のため島を訪れます。

行方不明の女性レイチェル・ソランドの部屋を調べると、謎のメッセージが見つかります。
さらに囚人たちを取り調べをしていくうちに、病院の隠された秘密も明らかになっていきました。

謎が謎を呼ぶ。
テディたちは次第に謎に巻き込まれていきます。

果たして事件を解決し島を出ることはできるのでしょうか。

どんでん返しがすごい!洋画⑥「鑑定士と顔のない依頼人」

映画『鑑定士と顔のない依頼人』予告編

「鑑定士と顔のない依頼人」(英題:“The Best Offer”) 2013年
監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
出演者:ジェフリー・ラッシュ、ジム・スタージェス、シルビア・フークス

イタリアの恋愛ミステリー映画です。
今までご紹介した洋画とは少しテイストが違い、不気味な演出やホラー要素はありません。
ですのでホラーが苦手な方でもこちらは気軽に見ていただけるかと思い選びました。
初老の絵画だいすきおじさまと、若く美しいのに引きこもりの女性の恋愛映画としてもお楽しみいただけるかと思います。

最後の展開にご期待ください。

「鑑定士と顔のない依頼人」あらすじ

美術品の鑑定士として成功を収めていたヴァージルは、実は女性が苦手で、自身の開催するオークションにて友と共謀し格安で手に入れた女性の肖像画を、自分の隠し部屋に飾り鑑賞する趣味を持っていました。

ある日ヴァージルに、死去した両親の残した美術品を競売にかけてほしいという電話依頼が入ります。
ヴァージルが赴くと、確かに大量の美術品はあるものの依頼者の姿は見えません。
依頼人のクレアは「広場恐怖症」のために、長い間外に出ず引きこもっているとのことでした。

ヴァージルは、ある日クレアの姿を盗み見てしまいます。
彼女は長年引きこもっていたとは思えないほど若く美しいのでした。

回を増すごとにクレアに惹かれていくヴァージル。
隠し部屋で肖像画を鑑賞することと、クレアを盗み見ることを重ねてしまっているのかもしれません。

さあ、この恋は一体どう展開していくのでしょうか・・・。

どんでん返しがすごい!洋画⑦「真実の行方」

真実の行方 - 予告編

「真実の行方」(英題:“Primal Fear”) 1996年
監督:グレゴリー・ホブリット
出演者:リチャード・ギア、ローラ・リニー、エドワード・ノートン

ウィリアム・ディールの小説が原作の映画です。
監督のグレゴリー・ホブリットは、SFファンタジー・サスペンスの名作「オーロラの彼方へ」の監督でもあります。

リチャード・ギアはもちろんのこと、
何といってもアーロンを演じるエドワード・ノートンの演技力に注目です!

派手なアクションシーンなどはあまりありませんが、静かに物語が進んでいく感じがいいですね。
名作をラストまでじっくりお楽しみください。.

「真実の行方」あらすじ

教会の大司教が殺される事件が起こりました。
容疑者として逮捕されたのは、聖歌隊の青年アーロン。
事件の話題性をみた敏腕弁護士マーティン・ベイルは、アーロンの弁護を無償で買って出ます。
現場から血まみれで逃走し捕まったアーロンは、とても気弱で内気な青年で、さらに事件の記憶が全くありませんでした。

大司教を殺した犯人は本当にアーロンなのか?

事件を探るうちにたどり着いた真実とは一体。

どんでん返しがすごい!洋画⑧「ミスト」

The Mist (2007) - HD Trailer

最後はこちら
「ミスト」(英題:“The Mist”) 2008年
監督:フランク・ダラボン
出演者:トーマス・ジェーン、マーシャ・ゲイ・ハーデン、ローリー・ホールデン

スティーブン・キング原作の同名小説を、フランク・ダラボン監督が映像化した本作。
余談ですがフランク・ダラボン監督の作品は「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」「マジェスティック」など名作揃いです。

ラストが衝撃的だということで話題になったこちらの映画ですが、実は原作とは違う結末になっています。
映画のラストはフランク・ダラボン監督が考案したものです。

ラストについては何も語りません。
何も言えません。

ただ、見てみてください。

「ミスト」あらすじ

田舎町の湖畔に、親子3人で住んでいるドレイトン一家。
激しい嵐に襲われたその翌日、嵐によって壊れたボートや小屋を修復するため、息子ビリーと隣人とともに街へ買い出しへ出掛ける。
湖の向こうの町は異様な霧が立ち込めていた。
霧はどんどん深くなり、町を覆っていく。
スーパーマーケットで買い物をしていたデヴィッドたちだったが、しばらくすると一人の男が店内に駆け込んできた。
「霧の中に何かがいる」

果たして彼らは無事に家に帰ることができるのか?

映画を見終えた後、あなたは一体なにを感じるのでしょうか。

まとめ

今回は、ラストにどんでん返しのある洋画作品を7つご紹介いたしました。
気になるもの、ありましたか?

どの作品も最後にあっと言わせるものばかりです。
途中にちりばめられている伏線をすべて回収し、さらにラストのどんでん返し!
まさかの展開に終わった後の余韻がたまりません。
すぐに誰かと語り合いたいような、もうしばらく自分の中で整理したいような。
これぞまさに映画の醍醐味のひとつと言えるでしょう。


ただ。
ここでご紹介してしまったことによって、
ネタバレとまではいきませんが、ラストにどんでん返しがあると分かってしまったわけですね。
こちらとしても大変なジレンマです。(笑)
ぜひどんな展開になるのか?想像しながら見てみてください。

もちろんですが、それを知っていてもなお楽しめる作品ばかり選びました!

そしてこういった、どんでん返し映画は2度楽しめると思っています。

ラストを知らずに見る1回目。
知ってから見る2回目。

知っているからこそ気づく、細部にちりばめられたミスリード、アイテムやモチーフ。
そんな楽しみ方もありますね。
映画って奥が深い。


それではみなさん楽しい映画ライフを!

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