英語で「見る」①look

まず、日本でもおなじみのlookです。
日本語でもルックとして、使う事も多いですよね。
lookは、目を動かして物を見る時に使います。
日本語で言うなら、「視線を向ける」という表現ができます。
自分で、見たい物に視線を向けて、焦点を合わせるというニュアンスです。
注意を向けて、それを見るイメージになります。

上に視線を向けて見上げる時には、look upとなります。
逆に、下に視線を向けて、低い位置にあるものを見下ろすならlook down。
後ろにある物を振り返って見る時には、look backとなります。

Look at the train.
あの電車を見て。

lookには、atがセットで使われます。
視線の先のものをatで表現します。

英語の「見る」②see

seeもよく聞く英語のひとつです。
lookと同じように「見る」として使われますが、視線を向けて見たlookとは異なり、見ようと思って注意していなくても、自然に視界に入ってきて見えた時に使いいます。
日本語に訳すなら「視界に入った」と言うとニュアンスが掴みやすいでしょう。

街を歩いていたら、偶然知り合いを見つけた時には

I saw you yesterday.
昨日、君を見かけたよ。


と言えますね。
偶然見かけた、見えた時にseeがぴったりの言葉になります。

真っ暗な場所では、視界に何も映りません。
そんな時にも、seeを使って、I can't see anything.(何も見えない)と表すことができます。

lookが、意図的に物を見ようとするのに対して、seeは何もしていないのに見えているという時に使う言葉です。

英語で「見る」③watch

ウォッチングなど、和製英語にもなっているwatch。
こちらも、見るという言葉としてよく知られています。

watchは、「じっくり見る、目で追いかける」という時に使います。
スポーツ観戦の時や、テレビを見る時にwatchと言いますが、動くものを目で追っているイメージが浮かぶと思います。
野球やサッカー、テニスなどはボールの動きを目で追いかけるので、watchにぴったりのスポーツですね。

テレビも、流れる映像をじっくりと見て、動くものを目で追いかける動作をします。
また、「見張る」「監視する」という時にもwatchを使います。
じっと見て、動きを注意深く観察するという意味でもあります。

例文としては

I don't watch TV so often.
あまりテレビは見ません。


I like watching tennis games.
テニスの試合を見るのが好きなんだ。

Could you watch my bag for a while?
ちょっとカバンを見張っててもらえますか?


などがあります。

英語で「見る」④view

viewという単語は、見るという時に使いますが、全体を眺める・見渡す・見物するというニュアンスになります。
日本でも、海が見える部屋をオーシャンビューと言ったりしますよね。
景色として、窓を見ると海がそこにあるという感じがします。

seeは、自然に意識していないけど視界に入ってきた様子を表しましたが、viewは自分で興味を持って景色を眺めるという時になります。
海がきれいな景色を眺めたり、お寺で庭園をじっくりと見たりする場合にぴったりです。

使い方は

This room has a good view.
この部屋は景色が良いです。


となります。

英語で「見る」⑤stare

stareは、じっと見る、凝視する、見つめるという意味です。
驚いた時や、怖くてじっと見てしまう時に使うので、ちょっとマイナスなイメージがあるのが特徴的。

日本の漫画では、相手を「じとー」っと見るという場面がありますが、そんな感じです。
stareされた方は、なんだか見られているな?!とちょっと戸惑ってしまいますよね。
何か私が悪い事したかな?と思わず考えてしまうような怖い目つきになります。

じろじろ見られて嫌な気分になった時には、

Don't stare at me.
そんなに見ないでよ。


と言ってみましょう。

英語で見る⑥gaze

gazeも、じっと見る、見つめるなどの意味があり、stareと似ている単語になります。
しかし、使う場面が違うので使い分けに注意が必要です。
stareが、ちょっと怖いイメージがありましたが、gazeは逆に好奇心を持って、喜びや嬉しい気持ちで見つめる目つき表現します。
2つは反対の印象になりますね。
gazeはプラスのイメージがあります。

好きで、興味のあるものをじっくりと観察する時にも使います。
星を観察する、小さい子が虫をじっと見る、というような場面にぴったりの言葉です。

The boy gazed at the yellow balloon.
男の子は、黄色い風船をじっと見ていた。

I like gazing the stars.
星を眺めるのが好きです。


というように使います。

英語の「見る」を知って使い分けよう!

日本語は「見る」のひとつの言葉を、色々な場面で使うことができます。
英語は、ニュアンスやその時の行動によって、適切な単語が変わるので、注意しましょう。

それぞれの意味を覚えて、色々な「見る」を使ってみてくださいね。
使い分けができることで、会話の幅も広がって、ますます英語が楽しくなりますよ。

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