英語は何のため？目的別英語勉強法5選

社会人で英語を勉強する人の中には、仕事で英語を必要とするからという理由が多いかもしれません。
会社の中で英語を使う必要がある、会社が英語を公用語として使用することを検討している、上司が欧米人である、取引先と英語で会話をしなければならないなど、色々な理由があると思いますが、仕事で使う英語を学ぶことになります。

仕事で使う英語は「ビジネス英語」とも呼ばれています。
社会人でビジネス英語を勉強する人が多いために、英会話スクールではビジネス英語のコースがあります。
また、オンライン英会話でもビジネス英語コースなどを設けているスクールもあります。

ビジネス英語で必要なのは、仕事で使う専門用語を英語で覚えておくことです。
日常の会話ではあまり使われない言葉も、仕事では使う機会が多くなります。
またビジネスマナーをしっかりと把握しておく必要もあります。
英語では、あまり敬語はないと言われていますが、ビジネスの会話と友達と話す言葉はやはり違います。
相手に失礼のないように丁寧な言葉を使うことも大切です。

ビジネス英語を学ぶ場合は専門のスクールに行ったり、ビジネス英語専門の参考書を使うと良いでしょう。

アメリカの映画が好き、洋楽が好き、海外の文化に興味があるという人も、英語を勉強している事が多いと思います。
英語が分からなくても、音楽や映画は十分楽しめることだと思いますが言葉が分かればさらに理解が深まるでしょう。
独特な表現や、英語ならではのジョークなども言葉が分かるとさらに面白くなります。

映画や音楽が好きならば、それを教材にして英語を学んでみましょう。
自分の興味あることなら楽しんで英語の勉強ができるはずです。
映画や音楽では、教科書には載っていない日常生活で使う言葉や自然な表現がたくさん学べます。

特に映画やドラマは日常生活を描いているので、ネイティブ の日頃の会話がたくさん出てきます。
スピードもナチュラルで早いので、聞くだけでもリスニングの勉強に。
何を言っているか分からなければ、字幕を英語に設定して見てみましょう。何度も繰り返し見て、新しい単語やフレーズをメモしておけば、会話で使える英語が勉強できます。

音楽も同じ。
英語の歌詞を見ながら、意味を考えたり調べたりして、何を言っているのかを確認してみましょう。
歌詞の意味が分かると、歌がもっと好きになります。
音楽は、歌うことでスピーキングや発音の練習にもなります！
カラオケで洋楽にもチャレンジしてみてくださいね。

海外旅行が好きなら、英語ができるととても便利です。
道を尋ねる時、お店で注文する時、色々な場面で英語が必要になります。
また、英語ができると、現地の人と会話を楽しむ事もできます。
店員さんにおすすめのメニューを聞いたり、タクシーの運転手に穴場スポットを教えてもらえるなど、嬉しい情報が手に入るこも。

アジア圏やヨーロッパ諸国では、英語を母国語としていない人たちも皆上手に英語を話せます。
現地の言葉が分からなくても、英語さえできれば、色々な国で使えるんです。
そう思うと、英語って本当に便利ですよね。

旅行で使える英語は、「トラベル英会話」とジャンル分けされている事が多いです。
空港で使える表現、注文の言い方、困った時のフレーズなどが学べます。
トラベル英語用の教材やテキストはたくさんあるので、活用してみましょう。
インターネットでも色々なフレーズが載っているので参考になります。

英語を覚えて、旅行をもっと楽しみましょう！
現地の人と仲良くなって、すてきな思い出ができるかもしれません。

日本以外の国の人と話をしてみたい、英語を話す人と友達になりたい。
そんな時には、日常会話を学びましょう。
国際化がどんどん進む中で、外国の人と触れ合う機会も増えてきます。
英語ができれば、相手との距離もぐっと縮められますし、友達にもなれます。
まずは、自己紹介や相手の事を聞く基本的な会話から学んで、楽しく会話が弾むような表現も徐々に覚えていきましょう。

学校でまず始めに習ったのが、挨拶や自己紹介の英語だったと思います。
挨拶は、すべての基本になるのでしっかりと覚えておきたいですね。
笑顔と元気な挨拶があれば、それだけで印象が良くなります。
日本だけでなく、世界共通ですね。

簡単な自己紹介も役に立ちます。
名前や出身地、好きな事や興味がある事などを言えるようにしておくと良いですね。
日本人同士では、初対面で年齢を聞くことも一般的ですが、欧米ではあまり聞きません。
年齢を聞かれるのを嫌な人もいるので、初対面でいきなり聞くのは控えておく方が無難です。

また、宗教や政治に話などもタブーと言われています。
仲良くなって、お互いの事が分かってきたら突っ込んだ話題も可能ですが、最初のうちはやめておきましょう。
好きな事や、仕事の事、趣味の事などなら楽しく会話できます。
日常で使われる、いわゆる「日常英会話」の勉強がぴったりです。

英検、ＴＯＥＩＣ、ＴＯＥＦＬ、など英語の試験のために勉強をすることもあります。
英語の資格は持っていると履歴書に記入できるので、就職の際にも有利となります。
特に仕事で英語を使う企業では、英語の資格があると採用される可能性も高くなるので、ぜひ取っておきたいですね。

日本では英検がメジャーな試験としてよく知られています。
最近では、TOEICの点数で英語の実力を判断する企業も増えてきていて、応募要項に「ＴＯＥＩＣ600点以上」などと記載してあることも。
英検は、2級・1級など合格・不合格で決まりますが、TOEICはテストの結果で点数が出ます。
また、ＴＯEＦＬは留学する際に英語力の目安となるテストになります。

いずれのテストでも、必要となるのは試験用の勉強です。
専用のテキストで問題をとにかくたくさん解いて、問題に慣れましょう。
テストでは、これまでの過去問題集が出ているので、参考になります。
よく出る単語や、問題の出題の傾向、時間配分などは問題をたくさん解くことで分かってきます。

間違えた問題は解説を読み、次回は間違えないように復習しておきましょう。
試験用の勉強は、文法や単語、長文解読、リスニングが中心です。

英語を勉強する目的は人それぞれ。
やみくもに勉強するのではなく、目的に合った方法で進めていくと効率よく学べます。

まずは、何のために英語を勉強したいのか目的をハッキリさせる事から始めてみましょう。
英語は続ける事で身に付きます。
自分に合った方法で、楽しくコツコツ勉強していきたいですね。