英語の訛り①アメリカ西海岸英語

英語を話す代表的な国の一つ、アメリカ
北米大陸の半分以上を占めている広い面積があるので、西海岸・中部・東海岸と、同じ国でも距離がとても離れています。
そのため、それぞれの地域に訛りがあり、西海岸英語・南部英語・東海岸英語などと呼ばれています。
細かく分けると、州によっても違いがありますが、代表的なものとして西海岸の英語があります。


西海岸英語は、アメリカでは、標準語として多くの人に使われています。
日本で言う東京のようなものですね。
ハリウッド映画でもよく耳にするような、アメリカっぽい英語が、西海岸英語です。
少しゆっくり話すのも特徴的。
日本人にも、一番馴染みのある英語です。
アメリカのドラマや映画をよく見るという人は、この西海岸英語を聞いている場合が多いのではないでしょうか。

西海岸英語の代表的なフレーズはyou gusなどがあります。
相手のことを指す言葉は、英語でもたくさんありますが、カリフォルニアなどでよく使われている西海岸英語は「 you guys 」を多く使います。
二人以上の相手に対して使われる言葉で、男性でも女性でもどちらにも使えます。

英語の訛り②アメリカ南部英語

アメリカの南部で使われている南部英語は、訛りが強いと言われていて、人によっては聞き取りづらいと感じます。
基本的に、音がこもったような話し方をします。
日本語に例えると、下町のべらんめえ口調と同じようなイメージです。

南部の英語を話していると、田舎者だと思われてしまうこともあるようです。
日本人の私たちには、すぐには違いがわかりませんが、ネイティブのアメリカ人が聞けば、西海岸英語の標準語とは違うと、すぐに気づくでしょう。

南部英語で使われる独特のフレーズもたくさんあります。
帽子のことをhatと言ったりしのことをcattleと言ったりするのは南部の特徴です。

英語の訛り③アメリカ東海岸英語

アメリカの西海岸英語は、主にニューヨークやニュージャージー州の周辺で使われている英語です。
西海岸や、南部の英語よりも、はっきりと話すのが特徴的です。
独特の言い回しや発音があり、都会的な雰囲気があります。

アメリカの東側に位置しているので、西海岸と対照的です。
西海岸は気候も穏やかで暖かいので、少しゆっくり話す印象ですが、一方の東海岸側は、冬になると雪が積もる、とても寒い地域なので、少し早口な印象があります。

西海岸では、「気にしないで」と言う時にはDon't worryを使う事が多いですが、東海岸ではforget about it.と言います。
同じ意味ですが、使う言葉が違うんですね。
とてもニューヨークっぽい言い回しです。

英語の訛り④イギリス英語

日本では、英語と言うとアメリカ英語が一般的ですが、世界的に見るとイギリス英語を話す地域も多くあります。
イギリスの中でも細かく分けると、色々な訛りがありますが、イギリス英語の代表と言えるのは、ロンドンで話されている英語です。

アメリカで話される英語よりも、はっきりと発音し、言葉の区切りが分かりやすいという特徴があります。
同じ単語でも、アメリカ英語と発音が違うものがたくさんあります。
日本人にとっては、イギリス英語の方が発音しやすいと感じる人が多いようです。

代表的な単語では、can(できる)があります。
アメリカ英語では「キャン」と発音しますが、イギリス英語は「カン」と言います。
アメリカの「エイ」の音を「アイ」と言う事が多く、station(駅)もイギリス英語は「スタイション」と発音します。

イギリスは紳士の国とも言われる事がありますが、イギリス英語はアメリカ英語よりも紳士的で高貴なイメージがあります。
一方、アメリカ英語は、カジュアルでフレンドリーな印象ですね。

英語の訛り⑤オーストラリア・ニュージーランド英語

オーストラリアやニュージーランドで話されている英語は、基本的にはイギリス英語に近い発音になります。
しかしオーストラリアやニュージーランドでしか使われない、独特のフレーズや言い回しも、数多くあります。

オーストラリアは、暖かく気候が穏やかで、フレンドリーな人が多い印象です。
話されている英語も同じで、親しみやすく、カジュアルなイメージが強くなります。

イギリス英語でアメリカ英語の「A」を「アイ」 ということがありますが、オーストラリアではその傾向がさらに強くなります。
day(日)は、アメリカでは「ディ」と言い、日本でもおなじみですが、オーストラリアでは「ダイ」と言います。

また、相手を呼ぶときに親しみをこめて「mate」(メイト)言います。
挨拶と一緒に、「good day,mate!」(how are youのような挨拶)と使われています。

オーストラリアとニュージーランドは国も近く、使われている英語も似ています。

英語は色々な国で使われている

色々な国の英語の訛りを紹介しました。
ほかにも、アジアの国で話されている英語や、ヨーロッパ、アフリカなど地域によってそれぞれの特徴があります。

国によって違いがあるので、面白いですよね。
英語を勉強する時にも、アメリカ英語を学んだり、イギリス英語を学んだり、目的や好みに合わせて選んでみましょう。
旅行をした時には、英語の訛りを発見するのも楽しいかもしれませんよ。

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