英語で「どういたしまして」①You're welcome

日本人にとって、一番なじみのあるフレーズのYou're welcome。もちろん、この表現は「どういたしまして」という意味で使えます。カジュアルな友達同士の会話でも、ビジネスのちょっとフォーマルな場面でも両方に使えるので便利なひとこと。

どちらかと言うと、ちょっとかしこまった言い方になるので、ビジネスシーンや初めて会った人に対して使うと自然です。友達同士やちょっとくだけた表現なら、you're を省いて「welcome」だけでもOKです。ほかの「どういたしまして」が思い浮かばない時や、とっさに返事をしなければいけない時など、とりあえずyou're welcomeと言っておけば間違いありません。

しかし、日本人はこの言い方ばかりしてしまいがち。いつも同じ言葉ばかり繰り返すのも何だか味気ないというか、ちょっと不自然にもなるので、違う言い方も覚えておきたいですね。

英語で「どういたしまして」②No problem

アメリカでよく使われる表現のひとつです。カジュアルでちょっとくだけた印象なので、友達同士や知り合いに使うと良いですね。サラっと使えると自然でかっこいいです!直訳すると、「問題ない」という意味になりますが、お礼に対して使えば「問題ないよ、大丈夫だから気にしないで」という感じになります。

「迷惑をかけて申し訳なかったね」という気持ちに、「たいしたことじゃないよ」「任せといて!」というイメージです。短いフレーズなので、覚えやすい便利な表現になります。人を助けた時に、お礼を言われたら使ってみてください。

英語の「どういたしまして」③You bet

こちらも、アメリカで使われる表現です。日本では聞きなれない言葉ですが、ネイティブスピーカー同士では一般的な言い方です。とてもカジュアルでフレンドリーな感じなので、仲の良い友達同士で使うようにしましょう。ビジネスシーンやフォーマルな場面には、ふさわしくないので注意してください。

betは、「お金などを賭ける」という意味の言葉です。You can bet money on that.(お金を賭けても良いよ)を短くした表現ですが、「どういたしまして」以外にも、色々なシーンで使われています。友達に、何か質問された時にYou bet!と答えると「もちろん!」という意味になります。「大丈夫だよ!」
「気にすなよ!」といった感じで、どういたしましてを伝えたい時にぴったりです。

アメリカのドラマや映画を見ていると頻繁に使われているので、注意して聞いてみてください。You betを使うと、ネイティブな感じで英語ができそうな印象になります。

英語の「どういたしまして」④No worries

イギリス英語で、イギリスやオーストラリアなどで使われている表現です。堅苦しい言い方ではなく、親しみを込めた言葉になるので、友達同士にもよく使います。アメリカのNo problemと同じような使い方となっています。

worries は worry(心配する)の複数形。「問題ないよ」「大丈夫だよ」「気にしないで」という感じですね。お礼に対して使えるだけでなく、「ごめんさい」と謝られた時にも、「大丈夫だよ」という時の言葉になります。日本語でも「大丈夫」という言葉は、ありがとうに対しても、ごめんねに対しても使えますよね。それと同じです。

オーストラリアは、相手のことを親しみを込めて「mate」(仲間)と呼びかける表現が多く使われていて、No worriesと合わせて、「No worries,mate!」という言い方をよくします。バスの運転手やお店のおじさん達がよく言っています。

英語の「どういたしまして」⑤Not at all

こちらもイギリスでよく使われる表現で、丁寧な言い方です。フォーマルな場面にぴったりなので、かしこまったシーンで使うのがおすすめです。「全く問題はありませんよ」という意味合いで、イギリス紳士が使うようなイメージがあります。

友達同士で使うのは気取っている感じがしてしまうので、あまり一般的ではありません。ネイティブがサラリと言うと、Not at allが繋がって聞こえるので、聞き取るのが難しいかもしれません。自分が使う時にも、ネイティブっぽく繋げて言ってみましょう。

英語の「どういたしまして」⑥It's O.K.

とても簡単ですぐに使える言い方ですが、立派な「どういたしまして」の表現のひとつです。実際にネイティブスピーカーの間でもよく使われていますので、とっさに言葉が浮かばないという時にも覚えておくと便利です。発音も難しくないので、相手にも分かりやすいでしょう。

意味は、そのままで「大丈夫ですよ」「OKですよ」。色々なシーンで使えますね。「ありがとう」だけでなく、「ごめんなさい」「大丈夫ですか?」に対しても返事として答えられます。

It's OKをちょっと変えて、同じような意味としては
That's all right.
That's ok.
Ok
などがあります。どれを使っても「どういたしまして」の意味で答えることが可能です。

色々な英語で「どういたしまして」を言ってみよう

学校では、どういたしまして=You're welcome と習うことが一般的です。日本ではほかの言い方を覚える機会がなかなかありませんよね。でも、ネイティブは色々な表現で「どういたしまして」を使っています。

ひとつだけでなく、いくつかのパターンを覚えておくと便利なので、ぜひ使ってみてくださいね。

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