英語学習におすすめのラップ①:EMINEM

Eminem - Lose Yourself [HD]

日本で最も有名なラッパーではないかと思われるEMINEMU(エミネム)。
フードを着てラップをしている姿を思い出す人も多いのでは。
日本のテレビでは、フードをかぶっている人に向かって "EMINEMUか!"と芸人が突っ込むほど。
それもそのはず、全世界で2億2000万以上のアルバム&シングルを販売し、世界で最も売れているアーティストのひとりなのです。
そんなEMINEMUも既に40代。
立派な大御所ラッパーとなりました。

小さい頃は、極貧の生活をし様々な苦労を重ねてきたEMINEMUは、ラップの歌詞にも、その人生が反映されています。
そんなエミネムの人生が分かる代表曲といえば "Lose Yourself"
エミネムの半自伝的な初主演映画 「8 Mile (エイトマイル)」の主題歌です。
映画と一緒に学習すれば、歌詞も深く理解しながら覚えられて、おすすめです。

英語学習におすすめのラップ②:50 Cent

50 Cent - Places to Go

12歳の時に麻薬売買を始めたという過去をもつ 50 Cent (フィフティー・セント)。
その後、足を洗ってラップを一から学び、インディーズで活動した 50 Cent は、犯罪に手を染めていた頃を綴ったラップが注目され、ついには、コロムビア・レコードとの契約や、デスティニーズ・チャイルドとの共演まで果たしました。
しかし、リリース前の新曲に、ギャング関係者の実名をいくつも登場させてしまった 50 Cent は、報復に遭い、9発もの被弾を受けてしまったのでした。
このことが起きてから、トラブルを恐れたアメリカの全レコード会社から契約をもらうことができず、職を失った 50 Cent は、カナダに渡り、曲の収録に臨んだのでした。
そんな活動が人気ラッパーエミネムの目にとまり、エミネム自身が創設した会社と契約を結ぶに至った 50 Cent。
波乱万丈な人生から成功を掴み取った 50 Cent のおすすめラップは、"Places to Go"
エミネムに 「この曲を聴いてラッパーを辞めようかと思った」 とも言わしめた曲なのです。
50 Cent の人生、そしてエミネムとの関係性を想い起こしながら学習していきましょう。

英語学習におすすめのラップ③:Jay Z

JAY-Z - The Story of O.J.

幼い頃は、生活保護を受ける生活苦の家庭に育ち、若い頃には、銃撃戦から麻薬の売人まで経験したほどのギャング出身である J-Z (ジェイ・ジー)。
しかし、至近距離から銃撃を受けたことが起点となり、ラッパーを目指し始め、後に成功を手に入れた人物なのです。
現在の総資産は、1000億とか。
しかも、妻はなんとあのビヨンセ。
まさにアメリカン・ドリームを絵に描いたような人なのです。

そんな Jay Z のおすすめラップは、"The Story of O.J."がおすすめ。
2018年のグラミー賞にノミネートしたこの曲には、謎めいた表現の歌詞もあり
妻のビヨンセを想定していると思われる歌詞から、黒人の文化や歴史なども含まれ
奥の深いラップになっており、聴く人によって様々な解釈がなされる曲です。

英語学習におすすめのラップ④:Slick Rick

Slick Rick - Children's Story

右目のアイパッチがトレードマークの Slick Rick (スリック・リック)。
実は、赤ちゃんの頃、目にガラスが入り失明してしまったことによるものです。

デビュー前に臨んだラップ・コンテストで見事ゴールド・ディスクを獲得し、瞬く間に全米中に知れ渡ることとなった  Slick Rick。
デビューアルバムも高い評価を受け、まさに順風満帆に思えていた矢先、元ボディーガードの男性への殺人未遂及び銃刀法違反の容疑で逮捕されてしまいました。
レコード会社のCEOが、80万ドル(日本円にして8,000万円超え)の保釈金を支払ったことにより、仮釈放された Slick Rick は、仮釈放の期間3週間に、21曲のレコーディングと5曲のビデオ・クリップの撮影を完了し、10年間の投獄を言い渡された後の服役中に、録りためた曲で、2nd アルバムと3rd アルバムをリリースしたのでした。

そんな Slick Rick が歌うラップは、テンポがとてもゆっくりな為、ラップの初心者にもおすすめです。

英語学習におすすめのラップ⑤:KANYE WEST

Kanye West - Stronger

ラッパーであり、音楽プロデューサーとしても手腕を発揮する KANYE WEST(カニエ・ウェスト)。
Jay-Z (ジェイ・ジー)や、Alicia Keys (アリシア・キーズ)といったそうそうたる顔ぶれの音楽プロデュースも行っています。
一方でたびたび問題児として世を賑わす KANYE WEST。
ミュージック・アウォードの式典で泥酔し、受賞者のスピーチ中に乱入してマイクを奪うなどしてお騒がせ。
波紋は大きく広がり、なんとオバマ元大統領にまで 「ばか者」 と非難される事態へ発展。
このように、たびたび自らの失言で非難を浴びながらも、後日、反省するということが多い KANYE WEST。
しかし、マネージャーを務めた母親は元教師であり、本人もプロデューサー業が忙しくなったことによりシカゴ州立大学を中退したものの、シカゴ美術館附属美術大学より名誉博士号を授与されたという一面も。

そんな KANYE WEST の曲で英語学習におすすめなのが "Stronger"
特にミュージックビデオでは、ところどころ日本の映像や日本語が出てくるので、日本人にとっては親しみやすく楽しく学習できるでしょう。

英語学習におすすめのラップ⑥:SNOOP DOG

Snoop Dogg - Who Am I (What's My Name)?

この方も問題児ラッパー、SNOOP DOG (スヌープ・ドッグ)。
銃刀法違反や暴力事件、麻薬の販売や所持など、何回もの逮捕歴があります。
しかし小さな頃は、母子家庭の母親を助ける優しい少年で、おじいちゃん子でもありました。
ギャングに所属し、逮捕されて服役中に、周りの囚人からラップの才能があると言われた SNOOP DOG。
この頃からラッパーとして生きていくことを決意したのでした。

そんな SNOOP DOG の曲は、ラップの中では、ギャングスタ・ラップに分類されており、暴力的な日常をテーマにしていることが特徴です。
過激な歌詞も多く、他のラップと比べ、英語学習としてはハードルが上がります。
しかし、色々なラップの曲で学んで手ごたえを感じてきたら、このような難しい曲を選んで学習してみることもいいでしょう。
英語にプラスしてヒップホップ文化をより深く理解することもできるはずです。

【SNOOP DOGGY DOG のおすすめラップ】
Who am I (What's my name)

口語体やスラングを学べるラップは、英語学習にもおすすめ

英語のニュースや、テキストのリスニング問題はちゃんと聞き取れるのに、ネイティブ同士の会話となるとさっぱり聞き取れない、という経験をお持ちではないでしょうか?
それは、学校の英語教育では、口語体やスラングといったものは学ばないからでしょう。

そうであれば、口語体やスラングのような言葉で形成されるラップは、まさに一歩進んだ英語学習と言えるでしょう。
さらにリズミカルなサウンドは、覚えるのにも適しています。
あなたも、ラップで英語を学習し、ネイティブ同士の会話を100%理解するすることを目指しませんか!?

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